「お、ねだん以上。」でおなじみのニトリ。家具やインテリアだけでなく、近年は家電製品も充実しており、特に洗濯機は手頃な価格で注目を集めています。
しかし、その一方で「ニトリの洗濯機は壊れやすいのでは?」という不安の声も耳にします。一人暮らしの準備や買い替えで検討している方にとって、この点は大きな悩みどころではないでしょうか。
実際のところ、製品の寿命はどのくらいで、製造はどこ製なのか。人気のドラム式洗濯機や、8キロ、9キロ、10キロといったファミリー向けの機種に関する口コミや評判も気になるところです。
また、ライバルとしてよく比較されるアイリスオーヤマの洗濯機との違いや、「脱水できない」といった具体的なトラブルの口コミを見ると、購入をためらってしまうかもしれません。
万が一、脱水できないなどの不具合があった場合、どうすればよいのでしょうか。
この記事では、そうした疑問や不安を解消するため、インターネット上の様々な口コミをまとめ、「ニトリの洗濯機は壊れやすい」という噂の真相に迫ります。
- ニトリの洗濯機に関するリアルな口コミや評判
- 「壊れやすい」と言われる噂の真相と製品の実際の寿命
- アイリスオーヤマなど他社製品との客観的な比較
- 「脱水できない」など具体的なトラブルの原因と対処法
ニトリの洗濯機は壊れやすい?評判や口コミ

ここでは、ニトリの洗濯機に関する基本的な評判や製品の背景について、多角的に掘り下げていきます。
- ニトリの洗濯機|リアルな口コミ
- そもそもニトリの洗濯機はどこ製?
- 気になる製品の寿命はどのくらいか
- 一人暮らし向けモデルの評価は?
- ドラム式洗濯機はどう評価されている?
ニトリの洗濯機|リアルな口コミ

ニトリの洗濯機に対する評価は、使用者によって様々であり、良い点と気になる点の両方が挙げられています。購入を検討する上で、これらのリアルな声を参考にすることが、後悔しない選択の鍵となります。
良い口コミ|コストパフォーマンスとデザイン性
多くのユーザーが評価しているのは、やはりその価格の安さです。
他の大手メーカーの製品と比較して圧倒的に低価格であるため、「初期費用を抑えたい」と考える層から強く支持されています。
また、デザインのシンプルさも好評です。白や黒を基調としたミニマルな外観は、どんなインテリアにも馴染みやすく、生活感が出にくい点が評価されています。
操作パネルも直感的で分かりやすく、「多機能すぎても使いこなせない」と感じる人には、かえって使いやすいようです。
意外にも「思ったより静かだった」という静音性に関する好意的な意見も見受けられます。
悪い口コミ|振動・脱水能力・初期不良
一方で、ネガティブな意見で目立つのが、運転時の振動や音に関するものです。
これは、製品の構造や設置状況にも左右されるため、一概には言えませんが、集合住宅などでは注意が必要な点かもしれません。
また、「脱水が少し弱い」という指摘もあります。タオル類などが思ったように乾かず、乾燥に時間がかかると感じるケースがあるようです。
そして、最も気になるのが初期不良や故障に関する報告です。
数は多くないものの、「購入後すぐに動かなくなった」「数年で故障した」という声も存在します。価格を抑えている分、部品の耐久性などに不安を感じるユーザーがいるのも事実です。
これらのことから、ニトリの洗濯機は価格を最優先する人にとっては魅力的な選択肢ですが、性能や長期的な耐久性を重視する場合は、様々な口コミを比較検討する必要があると考えられます。
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そもそもニトリの洗濯機はどこ製?

ニトリの店舗で家電製品を見かける機会が増えましたが、これらの製品がどこで製造されているのか疑問に思う方も多いでしょう。
これは「OEM(Original Equipment Manufacturer)」と呼ばれる形態で、他社が開発・製造した製品を、ニトリのブランドとして販売する手法です。
具体的には、中国の大手家電メーカーである「ハイセンス」や「美的集団」などが製造を担っているケースが多いとされています。
これらのメーカーは、世界的に見ても大きなシェアを誇る企業であり、一概に「中国製だから品質が低い」と断じることはできません。
このOEM戦略の最大のメリットは、開発や製造にかかるコストを抑え、製品を低価格で提供できる点にあります。ニトリの洗濯機が驚くほど手頃な価格で販売されているのは、この仕組みによるところが大きいです。
ただし、注意点もあります。
製造コストを抑えるために、部品のグレードや検査基準が日本の大手メーカーとは異なる可能性があります。これが、一部で見られる品質のばらつきや初期不良の一因となっているとも考えられます。
そのため、購入時にはニトリが販売元として責任を持つという点を理解しつつも、製造背景を知っておくことが大切です。
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気になる製品の寿命はどのくらいか

洗濯機は長期間使用する家電だけに、どのくらいの寿命が期待できるのかは非常に気になるポイントです。
一般的な洗濯機の寿命
まず、内閣府の消費動向調査によると、電気洗濯機の平均使用年数は約10年とされています。
多くの人が、故障を理由に買い替えを行っているのが実情です。大手国内メーカーは、この平均寿命を目安に製品を設計しており、修理用部品も製造終了から一定期間は保有する義務があります。
ニトリの洗濯機の寿命に関する評価
ニトリの洗濯機に関しては、発売からまだ日が浅いモデルも多く、長期的な耐久性に関するデータは十分ではありません。
しかし、利用者からの口コミを見ると、その寿命に対する評価は分かれています。
「5年以上問題なく使えている」という声がある一方で、「購入から2~3年で故障してしまった」という報告も散見されます。
このことから、製品の寿命には個体差があることや、使用頻度、設置環境などが大きく影響すると推測できます。
保証期間と修理について
ニトリの家電製品の保証期間は、基本的に1年間です。
この期間内に通常の使用で故障した場合は、無償での修理や交換対応が受けられます。
しかし、1年を過ぎてからの故障は有償修理となり、場合によっては修理費用が高額になる可能性も否定できません。
一部の口コミでは「修理部品の保有期間が短く、修理できなかった」というケースも報告されているため、長期的な使用を考えるのであれば、この点はリスクとして認識しておく必要があります。
価格の安さは魅力的ですが、保証期間やアフターサービス体制も考慮に入れた上で、総合的に判断することが求められます。
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一人暮らし向けモデルの評価は?

ニトリの洗濯機は、特に一人暮らしを始める方々から高い関心を集めています。その理由は、単身者のニーズに合致した特徴にあります。
コンパクトさと価格
一人暮らし向けの住居は、洗濯機の設置スペースが限られていることが少なくありません。ニトリの6kgクラスの洗濯機は、本体サイズがコンパクトに設計されており、狭い場所にも設置しやすい点が大きなメリットです。
そして何より、2万円台から購入できるという圧倒的な価格の安さが魅力です。
引越しや他の家具・家電の購入で物入りな時期に、洗濯機にかかる初期費用を大幅に抑えられるのは、大きなアドバンテージと言えるでしょう。
シンプルな機能性
ニトリの一人暮らし向けモデルは、機能が非常にシンプルです。
「標準」「スピーディ」「つけおき」など、基本的な洗濯コースは備わっていますが、大手メーカーのような多様なコースや特殊な機能は搭載されていません。
これは一見デメリットに思えるかもしれませんが、「複雑な機能は不要で、簡単に操作したい」と考える人にとっては、むしろ使いやすいと感じられます。
ごちゃごちゃしたボタンがなく、直感的に操作できる点が評価されています。
注意すべき点
一方で、注意点もあります。
多くの低価格モデルには、ヒーター式の本格的な乾燥機能は付いていません。「風乾燥」機能はありますが、これはあくまで脱水後の水分を風で飛ばす補助的なもので、衣類を完全に乾かすことはできません。
また、前述の通り、長期的な耐久性には不安の声も一部あるため、「学生の期間だけ使えれば良い」といった短期的な使用を想定している方には適していますが、長く使い続けたい場合は慎重な検討が必要です。
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ドラム式洗濯機はどう評価されている?

ニトリは縦型洗濯機だけでなく、ドラム式洗濯機もラインナップに加えており、その価格設定で市場にインパクトを与えています。
最大の魅力は価格と手入れのしやすさ
ニトリのドラム式洗濯機の最大の魅力は、10kgクラスの洗濯乾燥機が10万円前後から購入できるという、驚異的なコストパフォーマンスです。
さらに、使用者から高く評価されているのが「乾燥フィルターの掃除が不要」という点です。
一般的なドラム式洗濯機は、乾燥機能を使うたびにフィルターに溜まったホコリを取り除く必要がありますが、ニトリのモデルではこの手間がかかりません。
ホコリは排水と一緒に流れる仕組みになっており、日々のお手入れが格段に楽になります。
性能面での評価と注意点
価格が安い分、性能面では大手メーカーのハイエンドモデルに及ばない部分もあります。
雑誌『家電批評』などのレビューを見ると、洗浄力に関しては「ひと昔前のドラム式のレベル」と評価されており、泥汚れなどの頑固な汚れに対する洗浄力は、最新の縦型洗濯機やハイエンドドラム式には劣る可能性があります。
また、乾燥機能については「しっかり乾く」という声がある一方で、ヒーター乾燥方式のため、電気代がヒートポンプ式のモデルより高くなる傾向があります。
使い勝手の面では、「操作パネルのボタンの反応が少し鈍い」「ドアの開閉がスムーズではない」といった細部の作り込みに関する指摘も見られます。
これらのことから、ニトリのドラム式洗濯機は「洗浄力や多機能性にはそこまでこだわらないが、ドラム式を安く手に入れたい」「乾燥フィルターの掃除の手間をなくしたい」というニーズを持つ人にとって、非常に有力な選択肢になると考えられます。
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ニトリの洗濯機が壊れやすいと言われる真相

なぜ「ニトリの洗濯機は壊れやすい」というイメージがあるのでしょうか。
ここでは、具体的なトラブル事例や他社製品との比較を通じて、その真相に迫ります。
- ニトリとアイリスオーヤマの洗濯機を比較
- 脱水できないトラブルは多いのか
- 8キロ・9キロ・10キロの口コミや評判
ニトリとアイリスオーヤマの洗濯機を比較

低価格な家電を選ぶ際、ニトリと並んで候補に挙がるのが「アイリスオーヤマ」です。
どちらもコストパフォーマンスに優れた製品を多く展開していますが、洗濯機においてはいくつかの違いがあります。
比較項目 | ニトリ | アイリスオーヤマ |
価格帯 | 全体的に非常に安価なモデルが中心 | 低価格帯から多機能な中価格帯まで幅広い |
製品ラインナップ | シンプル機能の縦型、一部ドラム式 | 縦型、ドラム式共に容量・機能の選択肢が豊富 |
特徴的な機能 | デザインのシンプルさ、ドラム式のフィルター掃除不要 | 「部屋干しモード」など独自の便利機能、洗剤自動投入モデルも |
デザイン | 白や黒を基調としたミニマルなデザイン | シンプルだが、やや機能的な印象のデザインが多い |
ターゲット層 | とにかく安さを重視する人、シンプルな操作性を求める人 | 価格を抑えつつも、便利な機能や選択肢の多さを求める人 |
どちらを選ぶべきか
これを踏まえると、あなたの求めるものによって選択が変わってきます。
ニトリがおすすめな人
- 初期費用を極限まで抑えたい方
- 複雑な機能は不要で、基本的な洗濯ができれば十分な方
- インテリアに馴染むシンプルなデザインを好む方
アイリスオーヤマがおすすめな人
- 価格と機能のバランスを取りたい方
- 「部屋干しモード」や「予約機能」など、時短や便利な機能を活用したい方
- 家族の人数や洗濯物の量に合わせて、幅広い容量から選びたい方
言ってしまえば、ニトリは「価格とシンプルさ」に特化しており、アイリスオーヤマは「価格と機能性のバランス」に優れていると言えます。
どちらが良いということではなく、ご自身のライフスタイルや洗濯機に何を求めるかを明確にすることが、最適な一台を選ぶための近道となります。

脱水できないトラブルは多いのか

「ニトリの洗濯機は脱水できない」という口コミは、購入を検討している方にとって特に不安な点の一つです。実際に、このようなトラブルが頻繁に発生するのでしょうか。
しかし、これは必ずしもニトリの洗濯機特有の故障とは限りません。脱水がうまくいかない原因は、主に以下の3つのパターンに分けられます。
1. 洗濯物の偏り
最も多い原因がこれです。洗濯槽の中で、洗濯物が片側に寄ってしまうと、洗濯機がバランスを保てずに回転を停止したり、エラーを表示したりします。
これは、どのメーカーの洗濯機でも起こりうるトラブルであり、一度洗濯物を均等にならし直すことで解決することがほとんどです。
2. 設置の問題
洗濯機が水平に設置されていない場合も、振動が大きくなったり、脱水が正常に行われなかったりする原因となります。設置時に業者に水平を確認してもらうか、水準器などを使って自分で確認・調整することが大切です。
3. 製品の初期不良や故障
もちろん、製品自体の不具合が原因である可能性もゼロではありません。
購入直後から頻繁に脱水エラーが起こる場合や、洗濯物の量を調整しても改善しない場合は、初期不良が疑われます。
このようなケースでは、ためらわずに購入店舗やニトリのカスタマーサポートに連絡し、点検や交換を依頼するのが賢明です。
以上のことから、「脱水できない」というトラブルは起こり得るものの、その多くは使用方法や設置状況の見直しで改善できる可能性があります。
頻発するようであれば、製品の不具合を疑い、保証期間内に対応を求めることが重要になります。
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8キロ・9キロ・10キロの口コミや評判

一人暮らし向けモデルだけでなく、ニトリは8キロ、9キロ、10キロといったファミリー向けの大容量モデルも展開しています。これらのモデルに対する口コミや評判はどうでしょうか。
大容量に対する満足度
これらのモデルを選ぶ最大の理由は、やはり一度にたくさんの洗濯物を洗える点です。
4人以上の家族や、週末にまとめて洗濯をする家庭からは、「シーツや毛布などの大物も洗えて助かる」「洗濯の回数が減って家事が楽になった」という肯定的な声が多く挙がっています。
特に10キロのドラム式洗濯乾燥機は、前述の通り、価格の安さと乾燥フィルター掃除不要というメリットから、注目度が高いモデルです。
注意点|サイズと脱水時のバランス
一方で、大容量モデルならではの注意点も存在します。当然ながら、本体サイズが大きくなるため、購入前には設置場所の寸法(幅、奥行き、高さ)や、搬入経路(玄関、廊下、ドアの幅など)を正確に測定しておく必要があります。
「購入したのに設置できなかった」という事態は避けなければなりません。
また、縦型の大容量モデルの場合、少量の洗濯物を洗う際に、洗濯槽内での偏りが起きやすいという指摘もあります。
洗濯物がうまく広がらず、脱水時にバランスを崩して大きな音や振動が発生したり、エラーで停止してしまったりすることがあるようです。洗濯物の量に応じて、適切にコースを選ぶなどの工夫が求められます。
このように、ニトリの大容量洗濯機は、多くの洗濯物を効率的に処理したい家庭にとって心強い味方となりますが、設置環境の確認や、使用時の少しの工夫が必要になる場合があることを理解しておくと良いでしょう。
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まとめ|ニトリの洗濯機は壊れやすいのか?
この記事では、「ニトリの洗濯機は壊れやすいのか?」という疑問に対し、口コミや製品仕様、他社比較など様々な角度から検証してきました。最後に、全体の要点をまとめます。
- ニトリの洗濯機は「壊れやすい」と一概には断定できない
- しかし、価格相応のリスクや特徴があることは事実
- 良い口コミでは価格の安さ、シンプルなデザイン、使いやすさが評価されている
- 悪い口コミでは振動の大きさ、脱水能力の弱さ、初期不良が指摘される
- 製造は主に中国メーカーのOEMで、これが低価格を実現する要因
- 製品寿命は個体差や使用状況に大きく左右される傾向
- メーカー保証は1年間で、長期保証がない点には注意が必要
- 一人暮らし向けモデルは価格とコンパクトさで人気
- ドラム式洗濯機はフィルター掃除不要という大きなメリットがある
- 洗浄力は大手ハイエンドモデルには及ばない可能性がある
- アイリスオーヤマと比較すると、ニトリは「価格とシンプルさ」に特化
- 「脱水できない」トラブルは洗濯物の偏りや設置不良が原因のことも多い
- 大容量モデルは便利だが設置スペースと洗濯物のバランスに注意
- 価格を最優先し、シンプルな機能を求める人には非常に良い選択肢
- 長期的な耐久性や多機能性を重視するなら慎重な検討が求められる
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